
■教えて!! Grok (3)
以前のブログ記事に関連した話題です。
そのブログ記事は下記ですが、今回の内容を踏まえて読んでいただくと理解が深まると思います。
以前の記事で、「NESARA? GESARA? それって何?」と思われた方には必見です。
Grok:NESARA、GESARAについて教えて
NESARA(National Economic Security and Recovery Act)とGESARA(Global Economic Security and Reformation Act)は、経済改革を謳う一連の理論や提案で、インターネット上で広まっている話題です。
以下にその概要と背景を簡潔に説明します。
NESARAの起源
NESARAは、1990年代にアメリカのエンジニア、ハーヴェイ・フランシス・バーナード(Harvey Francis Barnard)が提唱した経済改革案に由来します。
彼は経済の停滞や債務問題の原因を複利や金融システムに求め、以下のような改革を提案しました:
・所得税の廃止と消費税への移行
・連邦準備制度の廃止と金・銀・プラチナに裏打ちされた新通貨の導入
・債務の帳消し(クレジットカードや住宅ローンの債務など)
・選挙の監視や汚職防止など
バーナードは1996年に「Draining the Swamp: Monetary and Fiscal Policy Reform」という本を出版し、議会に提案を送りましたが、実際には法案として議会に提出されることはありませんでした。
2000年に彼は提案をインターネット上で公開し、NESARA Instituteを設立しました。
GESARAの登場
GESARAは、NESARAの概念を国際的に拡張したもので、「Global Economic Security and Reformation Act」の略とされています。
これは、NESARAの改革を世界規模で適用し、全世界の債務帳消しや経済システムのリセット、平和の実現などを目指すとされる理論です。
しかし、GESARAには公式な文書や政府の裏付けが一切存在せず、陰謀論やスピリチュアルなコミュニティで広まったものと考えられています。
陰謀論としてのNESARA/GESARA
2000年代初頭、インターネット上で「Dove of Oneness」ことシャイニ・キャンディス・グッドウィン(Shaini Candace Goodwin)がNESARAを広め、陰謀論としての性格を強めました。
彼女は以下のような主張を展開:
・NESARAは2000年に秘密裏に可決され、ビル・クリントン元大統領が署名したが、ブッシュ政権や最高裁判所によって抑圧された。
・2001年9月11日の同時多発テロは、NESARAの発表を阻止するために仕組まれた。
・GESARAは「白龍会」や「満州族シンジケート」などのグループが関与し、巨額の資金で世界の債務を帳消しにする計画。
これらの主張は公式な証拠がなく、専門家や政府機関(例:米国財務省や議会図書館)によって否定されています。
主な主張と特徴
NESARA/GESARAの支持者は、以下のような改革が実現すると主張します:
・債務の帳消し:個人や国家のすべての債務(クレジットカード、住宅ローン、国家債務など)が帳消し。
・所得税の廃止:所得税を廃止し、必需品を除く新品にのみ14%の消費税を課す。
・通貨改革:フィアット通貨(法定通貨)を廃止し、金や貴金属に裏打ちされた新通貨を導入。
・量子金融システム(QFS):量子コンピューティングを活用した透明で安全な金融システムの導入。
これらの主張は、QAnonや他の陰謀論コミュニティと結びつき、特にCOVID-19パンデミック以降、オンラインで人気を博しています。
批判と問題点
・証拠の欠如:NESARAやGESARAが法律として存在した証拠はなく、議会や政府機関による公式な記録もありません。米国財務省や議会図書館はこれを「虚偽」と断じています。
・詐欺のリスク:NESARA/GESARAを信じる人々が、金や外国通貨の購入、怪しい投資サービスへの参加を促され、経済的損失を被るケースが報告されています。
・カルト的要素:グッドウィンらが寄付やマイレージの提供を求め、信者に影響力を及ぼしたことから、カルト的と批判されることもあります。
・反ユダヤ的要素:一部のGESARA関連の主張は、「世界を支配するエリート」や「イルミナティ」といった反ユダヤ的陰謀論と結びついています。
現実性と注意点
NESARA/GESARAは魅力的な約束(債務帳消しや繁栄など)を掲げますが、現実の経済や国際政治において、これほどの規模の改革が秘密裏に進行することは非現実的です。
国際的な金融リセットには広範な法的プロセスや公開討論が必要であり、現在のところその痕跡はありません。
また、量子金融システム(QFS)についても、量子コンピューティングの可能性は研究されていますが、NESARA/GESARAに関連する具体的な技術的詳細や証拠は存在しません。
「量子」という言葉は、技術的な進歩を装うために使われている可能性が高いです。
結 論
NESARAは元々バーナードの経済改革案でしたが、グッドウィンらによって陰謀論として変容し、GESARAとして世界規模の物語に拡張されました。
これらの理論は希望や変革を求める人々に訴求しますが、公式な裏付けがなく、誤情報や詐欺のリスクを伴います。
NESARA/GESARAに関する情報に接する際は、信頼できる情報源(政府機関や学術的な資料)を参照し、批判的思考を持つことが重要です。
もし特定の側面(例:量子金融システムや歴史的背景)についてさらに詳しく知りたい場合、教えてください!
また、関連するウェブサイトや資料を確認したい場合は、以下のような信頼できる情報源を参照することをお勧めします
・米国議会図書館:https://www.loc.gov
・米国財務省:https://www.treasury.gov
・陰謀論に関する批判的分析:Bellingcat(https://www.bellingcat.com)やADL(https://www.adl.org)(https://en.wikipedia.org/wiki/NESARA)(https://ftp.survation.com/nesara-gesara-what-it-means-and-why-you-should-be-skeptical/)
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