■島嶼輸送の救世主か❗ 飛行艇US-2
飛行艇について書きます。
飛行艇の定義
飛行艇とは、水面発着出来る機体のうち、胴体部分が水面に接するように設計された飛行機である。日本工業規格(JIS)では「水上にあるとき、主に艇体によってその重量を支持する水上機」と定義される。
この点で、「フロートによってその重量を支持する」フロート水上機と区別される。
タイトル画像にあるような飛行機のことです。
水面からの離発着ができる飛行機で、水面いる状態では自力で浮いているものです。
日本国内では民間での利用が少なく、自衛隊が保留している機材がほとんどだそうです。
国産の飛行艇を製造する「新明和工業株式会社」は、民間利用の紹介サイトをアップしています
本土・本島と島嶼を繋ぐ輸送機関として大いに役立ちそうですね。
特に、空港を造ることができない場所では有用だと思います。
土地の広さの問題、開発による環境破壊の問題、空港保全のための費用の問題などなど、島嶼空港には課題が多いです。
島には必ず港があります。
この港を利用して空港の代替とすることができる飛行艇は、離島輸送の救世主になりそうです。
ホーバークラフトの港をそのまま利用できそうな感じ。
人里離れたところに空港を造る必要がないので便利です。
港内のブイや標識の問題はさておき、導入できれば面白そうですよ。
実際に港に飛行機がいたらビックリするでしょうね😁
ただ、欠点もあります。
海や川、湖沼に着水するため、波浪の影響を受けます。
波が高かったり荒れていると着水できないので、船舶と同じ状況ではあります。
危険回避のためにも、旅客輸送の場合は着水の条件が厳しくなりそうですね。
船舶の1/10の時間で運航できることから、天候による影響の予測はし易いかもしれません。
機材モデルとしては38名程度の旅客運送を見込んでいるようです。
人数的にはDHC-8-100型機と同程度です。
DHC-8-100は琉球エアーコミューターなどで島嶼輸送の要になっていた機材ですので、代替にはなりそうですね。
実際に別社機材で小笠原諸島での民間利用が検討されていたそうですが、実現できなかったそうです。
自衛隊での運用実績を踏まえて、島嶼輸送の安定と迅速性を図るため、国が積極的に民間運用できるよう開発と支援をしてくることを希望します。