▼琉球八社巡り(2)

普天満宮を出て、国道58号を南下。
次の目的地である天久宮に向かいました。
意外に空いていたのでスムーズに移動できました。
天久宮は泊北岸外人墓地近くにあります。

(Wikipediaより借用)

珍しい3段構造の神社です。
1段目は鳥居と駐車場。
2段目は天久宮本殿、拝殿、権現堂、社務所など。
3段目は御嶽、御井など。

天久宮は隣に別当寺の聖現寺がありますが、神社内にも権現堂があります。
観音信仰で祀られる菩薩や如来、明王などが何体もあります。
お祈りをするための座椅子が設置されていて、お年寄りに優しい神社です。
御朱印は社務所でいただけますが、印刷物です。

5社目に移動、次は波上宮です。
波上宮内には沖縄県神社庁があり、沖縄県内の神社の統括をしているようです。
戦時中は牛島中将が何度も参拝して沖縄戦線の勝利を願っていたそうです。
ラブホ街やソープ街のそばにあり、那覇市内唯一のビーチに隣接するなど、カオスな場所にあります。

(Wikipediaより借用)

ここは朝早くから参拝者ではなく、観光客でごった返しています。
何に紹介されているのか分かりませんが、8割ぐらいがアジア系外国人。
駐車場に駐めずに拝殿前までレンタカーで乗り込むなど、もう無法地帯です。
神聖な気持ちで参拝する、という雰囲気は微塵もありません。

道路まで外国人観光客でごった返していて、車を気にせずに歩き回っています。
いつからこうなったのでしょうね。
他の神社には県民の参拝が見られますが、ここ波上宮ではほとんど見ませんでした。
どこか、別の場所で拝みをしているのかな?

ゆっくりと参拝できる時間帯は、よく分かりませんでした。

波上宮の次は、奥武山に向かいました。
奥武山は那覇軍港の近くにある地域で、そのほとんどは運動公園となっています。
この運動公園内に、埋めたて前に島であった奥武山があり、そこに3社の神社があります。
奥武山の3つの神社は祀っている神さまが異なります。

沖縄県護国神社; 戦没者、殉職者、功労者など
沖宮; 熊野権現、琉球開闢神、土着神など
世持神社蔡温野國總管儀間真常
世持神社は琉球八社ではありませんが、公園内で隣接しており、せっかくなので参拝しました。

(沖宮公式サイトより借用)

世持神社は実在した琉球の偉人を祀った神社です。
徳川家を祀った日光東照宮や島津斉彬などを祀った照國神社のような感じ。
3人の偉人は先述の蔡温、野國總管、儀間真常です。
蔡温は王府時代初期の最高の政治家とされており、野國總管は飢饉に苦しむ琉球に甘藷(芋)をもたらし、儀間真常はその甘藷を琉球に広めて食糧危機から救いました。

偉人の業績に感謝し、威光の恩恵に与れる神社なのかもしれません。
かなりひっそりとした場所にあり、知らないと通り過ぎそうな神社です。
隣接する沖縄県護国神社や沖宮のような宣伝旗がないので分かりづらいです。
権現堂もあり、こちらもパワフルな「干支の神さま」がいらっしゃいます。

世持神社や沖縄県護国神社、沖宮は、山下交差点近くの奥武山公園第2駐車場からのアクセスが便利です。

長くなったのでここまでにして、残り3社は次回に書きます。

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正憲
▼神秘・靈性◆旅游・郷土

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