■ネット情報と書籍

文章力の話。

昔から本を読むことが苦手で、特に「文学」という領域はまったくの手付かずです。
仕事柄、論文のようなものや技術系の内容はよく読みます。
言葉の豊かさや繊細さ、優雅さを嗜むことができませんでした。
小説にしろ、随筆にしろ、物語にしろ、何もかもに苦手意識があります。

そのため、良い年齢になってきましたが、美しい言葉を紡ぐことができません。

現在はネット記事やネット情報が「読む」媒体の主たるものになっています。
いわゆる「説明文」という類いですね。
文章の美しさや言葉の美麗さよりも、情報を端的に伝えるという手段なわけです。
書籍とは異なる性質のため、そこから日本語の素晴らしさを学ぶというのは難しいのです。

「文章力をアップする」などのキーワードで検索するとたくさんのサイトやブログが出てきます。
いくつかを見てみましたが、タイトルは同じですが、内容はおおむね2系統に分けられそうです。
一つは、文章そのものを書く能力や技術が足りない
二つ目は、文章は書けるけど表現力や描写力に乏しい

正憲は、自分自身では文章はそこそこ書けている気がします。
もちろん、その道のプロから評価されると圧倒的にダメですが、会社などでは「文章が分かりやすい」と一定の評価をいただけています。
なので、普通の文章は書ける程度、ということになろうかと思います。
というわけで、正憲に不足していること、課題とすべきことは『表現力や描写力』を高めることだと考えているわけです。

上の記事にまさにその答えが載っていました。
いい文章をストックする
語彙力や表現力、言葉の選択力、洗練された表現、あらゆるものの備蓄が少ないことで、単調で詰まらない文章しか書けなくなってしまったわけですよ。
小中高校とずーっと自覚しつつ避けていた「読書の大切さ」を今頃になって身にしみて思うのです。

この場面でもっと気の利いた表現ができたら・・・・・
こんな説明文ではなく、さりげない一言でサラリと表現できたら・・・・・
同じ内容を違う言葉や表現で書いてみたい・・・・・
そう考えても引き出しがないわけですから、何も手が出せないのです。

生徒学生の皆さん、読書はほんと大事ですよ。
そして、ただ読むのではなく、言葉一つ一つ、表現の工夫、描写力を噛みしめながら読んで下さい。
あとあとの人生で大いに役立ちます。
無意味な方法でしないかぎり、読書が人生の無駄になることはありません。

美しい言葉や表現を使う習慣も大切だと思います。

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正憲
■閑話・徒然

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