▼早生まれの干支

皆さん、自分の干支が何かご存知と思います。

昭和○○年だから干支は△とか、スラッと出てくる人は凄いと思います。
さて、この「干支」ですが、早生まれの場合には困ることがあります。
自分の干支は何?
正憲も早生まれなので、ずっと疑問でした。
いろいろな謂われや考え方が聞かれるので、迷うことが多々あります。

早生まれとは❓

早生まれは1月1日から4月1日の間の出生を言います。

1月1日~3月31日を早生まれと思っている人が多いですが、学齢では4月1日までを言います。
4月2日~12月31日までを遅生まれと言うそうです。
学年では早いのに、遅生まれというのは何ともややこしい。
アメリカは学齢が9月締めだったり12月締めだったりするので、その月までが早生まれになるそうです。

さて、本題の『干支』。

「早生まれの人は前の年の干支だよ」というのを、幼い頃から聞かされていました。
太陽暦(グレゴリオ暦)での新年を迎えたら「今年は△年🎵」なんて言われるのに、干支となると前年になる❓
不思議でありました。
そう言われるからには何か理由があるわけです。

というわけで調べてみました。

「早生まれの干支」についての考え方は大まかに3種類
◎ 1月1日以降はその年の干支
◎ 生まれた日が旧暦12月31日までなら前年の干支
◎ 生まれた日が春の節分までは前年の干支

【説1】1月1日以降はその年の干支

現在使われている暦(グレゴリオ暦)に合わせて1月1日以降に生まれた人はその年の干支とする、という考え方。
もともと干支は太陰太陽暦(いわゆる旧暦)に基づく考え方で決められていますが、明治以降は太陽暦(現在はグレゴリオ暦)を推奨してきたため、旧暦を理解する人が少なくなっています。
第二次世界大戦後は特にそれが顕著になっています。
分からないものを基準にするより、現在の暦に合わせて良いんじゃないか、という発想からみたい。

厳密に言うと、干支が決められた暦と異なる可能性があるため、正確性に欠ける考え方ですね。
一部の神社仏閣で取り入れられているそうです。
正確さよりも「受け入れられやすさ」を重視した考え方だと思います。
時代の流れでは仕方ないのでしょうか。

【説2】生まれた日が旧暦12月31日までなら前年の干支

早生まれの人で、自分が生まれた日が旧暦の何月何日にあたるのかを知っている人はほとんどいないと思います。
干支は旧暦の時代に考えられたものなので、旧暦に合わせて判断しよう、という基準です。
まずは自分の誕生日が旧暦何月何日かを調べなくてはなりません。
いろいろなサイトがありますが、下記に検索サイトを貼っておきます。

《 現行年月から旧暦カレンダーを計算 》

調べましたところ、正憲は旧暦11月21日生まれ。
新暦に相当する時期だと冬生まれですが、旧暦だと秋生まれになります。
面白いですね。
旧暦は検索すればすぐに分かりますし、干支が太陽太陰暦(旧暦)に基づくことを考えると、新暦での判断よりは理屈に合うように思います。

【説3】生まれた日が春の節分までなら前年の干支

旧暦では「干支の変わり目」は『立春』とされていました。
立春』は「二十四節気」の一つで、旧暦の一年を春夏秋冬季節毎に区切った日を指しています。
春夏秋冬で4区切り、季節毎には3月あり3区切り、月内は2区切りで、合計24の区切りとなります。
二十四節気」は若い方にはあまり聞き慣れないかもしれませんね。

立春春分清明立夏夏至大暑立秋春分立冬冬至など

幾つか挙げてみましたが、聞いたことがあるものが含まれますか?
二十四節気」と「旧暦」の関係では、立春は旧正月のおよそ前後2週間ぐらいとされています。
ですので、立春旧正月は同じではありません。
ときどき誤解している人がいるので気を付けましょう。

画像1

どうして、立春と旧正月がズレているかというと、旧暦の概念に由来しています。
旧暦=太陰暦、と思っている方が多いと思いますが、実際は太陽太陰暦といいう太陽暦と太陰暦が合わさった暦を利用していたそうです。
旧正月は太陰暦の行事、立春は太陽暦に近い区切り方だそうです。
どちらも取り入れて決められたのが旧暦=太陽太陰暦です。

この旧暦では、干支の変わり目は旧正月ではなく、立春とされています。
すなわち、前日の節分までは前年の干支ということです。

「立春」からが新しい干支。
その前日である「春の節分」までが、前年の干支ということになります。
干支が「二十四節気」に基づくものであるという考え方から、理由云々は兎も角として、春の節分までが・・・・・という考え方になっているようです。
幸い、春の節分は「豆まき」や「恵方巻き」という年中行事が有名のため、ほとんどの人がカレンダーを見なくても分かるものです。

二十四節気と干支はとても関わりが深いのですね。

まとめ的な

以上から、正憲的には【説3】が有力だと思っています。
もちろんのことですが、皆さんが普段お参りされる神社や寺院のやり方でも全然良いと思います。
それぞれに考え方がありますので、自分に合うものを取り入れたら良いと思います。
遅生まれの方には関わりの薄い話題でしたね😅

まぁ、読み物程度に思って下さいまし🙇

正憲
▼神秘・靈性

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