■MD(MiniDisc)

平成初期に生まれた方は分からないかもしれませんが、当時は様々な記憶媒体が開発されては消え、淘汰の時代でした。
データ系の記録媒体はフロッピーディスク(FDD)から始まり、MOやFD、PD、MDなどなどが出てきました。
最終的にはCDとDVDに落ち着いていきます。
当初は1回書き込みのみでしたが、のちに書き換え可能なCD-RWやDVD-RWが発売されたからです。

音楽系はやはりCD一強でしたが、持ち運びという点ではカセットテープには敵いません。
SONY の「ウォークマン」は手軽に持ち運べる音楽を体現していました。
CDプレイヤーはどうしても大きすぎたのです。
それを補完することができたのが、音楽用MD(MiniDisc)でした。

CDやDVDと比べてだいぶコンパクトですし、プレーヤー装置もウォークマンの技術で記憶媒体よりわずかに大きいぐらいに抑えられていました。
持ち運びに便利で、お洒落となると若者に流行らないはずはありません。
各社から可愛いMDカセットが発売になりました。
平成後期以降の若者には信じられないかもしれませんが、車載オーディオにもMDが付いていたことがあったのです。

しかし、そのMDも2000年代後半にはすでに市場から消え去り、十数年が過ぎました。
もうどこにも残っていないだろうと思っていたら、なんと知人の軽トラにまだ搭載されていました。
MDカセットも当時作ったものがまだ残っていて、今でも現役なのだとか!
すごいなぁ。

残念ながらMDカセットがなかったので音を聴くことはできませんでしたが、骨董品レベルのMDに感動しました。
MD、復活しないかなぁ。
今はオンラインで聴く時代なので流行らないだろうなぁ。
自分の好きな曲をMDにまとめてプレゼントする、なんて風流はことはもはや過去の遺物なのかもしれません。

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正憲
■電算・電網

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