▲性病検査は必須、知識向上も必要
沖縄県ではHIV感染者と梅毒感染者が増多の一途を辿っています。
コロナ禍で一時的に検査ができない時期がありましたが、人の往来が減ったこともあり、大幅増にはなっていませんでした。
昨年のGW後の解放により、うなぎ登りに増えているようです。
検査を受けるという意識が減ってしまったことも原因と考えられます。
nankr -OKINAWA- の活動も空しく、増えていることが残念です。
この『なんくる』という団体は、保健所と連携して不定期に無料検査会を実施しています。
その機会に受けてみることがとても大切です。
どれぐらいの間隔でSTD検査をすれば良いかですが、HIVウイルスや梅毒菌の感染確定までの時間を考えると、3~4ヶ月毎が望ましそうです。
どんなに開けても、半年に1回は薦めたく、年1回では少ないと思います。
毎回有料は負担が大変だと思いますが、感染し発症することを考えたら高くはないはずです。
ですが、無料で検査を受けられるのは有難いことです。
nankr -OKINAWA- からのお知らせがあれば、受検することをお薦めします。
県下ということもあり、匿名とはいえ保健所に出向くのは嫌だという方もいると思います。
そういう方には自宅で受検できる郵送タイプの検査キットが良いです。
あくまでも検査だけですが、時間があるときに定期的に受検できるのがメリットです。
【定期的なSTD検査の目的】
1.感染の事実の早期発見
2.早期に治療に結びつける
3.性病への知識を深めるきっかけにする
4.他者への“次なる”感染リスクを減らす
5.感染拡大を食い止める
ホーム検査キットは8,000円以上と高額ではありますが、感染や発症のリスクを考えると必要な出費と考えられます。
ネットで検索すると3,000円台からの安価なものもありますが、検査技術や検査方法(世代など)、検査実績などが異なるものが多く、ブランド額分を除けば検査の質は値段に比例します。
ですから、内容がしっかりしたものを受検することが望ましいです。
PrEPでも必須になっている第4世代抗原抗体スクリーニング検査を含む検査キットを下記に紹介しますので、STD検査を自宅で受けてみたいという方はぜひご購入下さい。
下記は3項目(HIV・梅毒・B型肝炎)の検査です。
下記は4項目(HIV・梅毒・B型肝炎・C型肝炎)の検査です。
下記は5項目(HIV・梅毒・B型肝炎+尿クラミジア・尿淋菌)の検査です。
基本的にはHIV、梅毒、B型肝炎の3種検査を含むものが良いです。
生SEXで陰茎が汚物で汚れるリスクがある人は、尿道の感染を検査するための尿検査を含むものがお薦めです。
C型肝炎は感染機会が少ないですが、発症すると発癌までリスクがあるため、地域によっては受検しても良いでしょう。
ウケの方で、肛門や直腸の性病感染が気になる方は直腸検査を含むものが良いでしょう。
PrEPはHIVの予防を目的としており、PrEP服用しているからといって梅毒やB型肝炎を防げるわけではありません。
不特定多数の人とSEXする機会がある人は特に「どのように感染するのか」と「どうしたら感染を防げるのか」の知識を是非とも得ましょう。
性病への感染を防ぐための知識をつけることは、検査を受けることと併せて重要です。